2023.03.16
現在、日本における労働生産性は先進国38カ国中27位です。
(OECD 経済協力開発機構データ)
昨年から一つ順位を落とし、1970年以降最低になっています。
これは一言でいうと、世界の先進国の人と比べると、日本の働く人Ⅰ人が生み出すものやお金が非常に少ないということです。
2027年には国の経済規模(GDP国内総生産)がインドに抜かれてしまいます。
2010年に中国に抜かれて今度はインドに…。
戦後、国民が必死で働いて、経済規模が世界第2位にまでなった日本が、今は世界の国々にどんどん抜かれています。
確かに、エコノミックアニマル(利益追求を第一主義とするビジネスパーソン)になれとまでは言いません。
しかし、一生懸命知恵を働かせて生きていかなければ、これから先、どんどん世界に取り残されて行くことでしょう。
また、少しずつ、世界と比べて生活水準が落ちていくことでしょう。
お子さんには、自分たちの生活よりも苦しい生活を味合わせたくないと、誰もが思うことだと思います。
そのためには、子ども達が知恵をつけていかないと、一生懸命勉強をしないといけません。
生きるための道具、それは勉強です。
その道具を使って新しいもの生み出し、世界と競争していかないとー。
何も努力をしない所に新しい発想などありません。
日本の中でも福岡県は決して学力は高くありません。
筑豊は福岡県でも学力はワースト1です。
なぜ低いのかー。
それは勉強をしようという意識が低いからです。
勉強の大切をわかっている人が少ないからです。
自分の周囲と比べて勉強するのではなく、もっと広い視野で見て勉強するようお子さんに伝えてください。
福岡県の中で比べる、日本の中で比べる、世界の中で比べる…。
そうすれば、おのずとお子さんがどうすべきかが決まってきます。
これからの日本はお子さんの力で決まってきます。
どうか本当の意味でお子さんを大切にしてください。
よろしくお願いいたします。
2023.03.09
ここのところ、西日本新聞で二度に渡り、塾が中学校の中間・期末テストの過去問を保管し、学校に無断で「過去問」として生徒に解かせる指導が常態化しているという問題が取り上げられていました。
過去問を丸暗記させ、定期テストの点数を取ろうというものです。
確かに多くの塾がやっています。
龍王塾は今年で18年目になりますが、
一度もそのようなことをしたことはありません。
ただ、生徒さんがどういうところを間違えているかを確認し、次に正解が出せるように、定期テストの問題と、生徒さんの書いた解答用紙を個別に見せていただくことはしています。
(中には持って来られない生徒さんもいますが…。決して強制はしておりません。)
間違ったところを直して、その部分を復習していく。
これが理解するうえで、一番の近道だからです。
過去問を丸暗記させると点数は取れることは大いにあることだと思います。
点数は取れても、学力はまったく身についていません。
高校に進学したとき、大学受験をするとき、何の役にもたっていなかったことがわかります。
よく理解をしていないのに点数だけとって満足する…。
なんのために勉強しているのでしょうか。
今年から、筑豊地区でも福岡県の公立高校受験に特色化選抜という制度が取り入れられました。
基本的に学校の通知表の成績だけで合格できるというものです。
この制度の良い悪いはともかくとして、レベルの高い公立高校ほど、この制度を取り入れておりません。
もちろん、私立の高校に特色化選抜という制度はありません。
大学受験は実力勝負です。
定期テストの点数だけ取って成績表だけで合格された生徒さんと、実力をつけて合格された生徒さんには、既に高校のスタート時点で大きな差がついてしまっていることを知っておいてほしいのです。
西日本新聞に「塾の学校の定期テストの過去問指導」について掲載された記事です。
まだご覧になっていない方は、どうぞお読みください。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1053993/
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1054003/